やっとのこさ来ました精神障害保険福祉手帳。
取得した際に、市役所からこんな制度があるから見てみてねって言われたことがあったので、皆さんにも共有したいと思います。
目次
1.精神保健福祉手帳とは?
うつ病になったらすること【傷病手当金・自立支援医療制度・障害年金】~申請編~
👆過去記事でもご紹介していましたが、私は「精神障害保険福祉手帳」を貰えれば、自動的に「障害年金」が貰えるものだと思っていました。
しかし、色々ネットで調べたところ、「精神障害保険福祉手帳」=「障害年金」ではないことを知りましたが、「精神障害保険福祉手帳」でも受けられる控除やサービスが色々ありました!
1-1.まず、どこで何の手続きをすればいいか分からない方へ
前提として、自立支援医療の申請は受診してすぐ申請できます。
しかし、「精神障害保険福祉手帳」は「初診日から6カ月経過」しないと申請ができないのでご留意ください。
②何を→「精神障害保険福祉手帳」「自立支援医療」の申請をしたいという
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③区役所から「精神障害者保健福祉手帳用診断書」を申請すれば、「自立支援医療用診断書(精神通院医療用)」は省略できると大概言われるので、「精神障害者保健福祉手帳用診断書」の紙をもらう
※区役所のHPからダウンロードも可能なので、自宅にコピー機があれば区役所行く必要なし
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④通っている精神科/心療内科の主治医にこれ書いてと「精神障害保険福祉手帳用診断書」を渡し書いてもらう
※診断書を書いてもらうのは、大体3千円~5千円ぐらいかかります
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⑤下記のものを持って区役所へ
・精神障害保険福祉手帳用診断書
・身分証明書(運転免許証・マイナンバーカード)
※念のため、モンゴロイドは年金手帳・健康保険証・はんこなども持っていきました
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⑥区役所の方で預かると言われ、1ヶ月もしたら区役所から通知が届く。
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⑦通知書の紙、証明写真(縦4cm×横3cm)、念のため判子を持って区役所へ
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⑧「通知書が届いたので来ました」といれば、区役所の担当者が色々説明をしてくれます。
流れはざっとこんな感じですね。
自立支援医療制度は、主治医よっては違ってくるかと思いますが医療費が1割負担で済むので少しでも医療費を抑えたいって方はぜひ主治医に言ってみる方が良いと思います。
精神障害者保健福祉手帳は、障害年金に比べるとハードルが低いし、やることは主治医に診断書を書いてもらうこと、写真を撮る、区役所に行くぐらいなので、調子がいい時にでもぜひやっておきましょう。
2.「精神障害者保険福祉手帳」で受けられるサービスや、控除は?
精神障害者保険福祉手帳で受けられるサービスや控除は各県・市によって変わってくるので(だいたいどの県・市も同じようなサービス・控除があると思います)、ここではモンゴロイドが居住している仙台市で受けられるサービス・控除を記載したいと思います。
・所得税・住民税の控除
・相続税の控除
・自動車税/自動車取得税の軽減(手帳1級のみ)
・生活福祉資金の貸与
・手帳所持者を事業者が雇用した際の障害者雇用率へのカウント
・障害者職場適応訓練の実施
・自立支援医療制度による医療助成
・障害者自立支援サービス
・自立支援医療制度による医療助成については、下記「3.実際に手帳を使ってみて…医療費(精神科)めっさ安い。」に、どれだけ安くなったのかを記載しております。(モンゴロイドの等級は2級)
2-2.地域/事業者によって行われるサービス
※なお、JRや航空各社は現時点では対象になっていません。
・携帯電話料金の割引
・上下水道料金の割引
・心身障害者医療費助成
・公共施設の入場料等の割引
・手当の支給など
・福祉手当
・通所交通費の助成
・軽自動車税の減免
・その他(公営住宅の優先入居など)
こちらは地域によって異なってくるため、一番は申請をしてから確認するのが確かだと思いますが、自分の住んでいる地域はどうなんだろう…という方に、こんな素晴らしいサイトさんがあったのでぜひ自分の住んでいる地域を確認して見て下さいね。
3.実際に精神障害者保険福祉手帳を使ってみて…医療費(精神科)めっさ安い。
手帳が届いた時はこれでやっと医療費を気にせず、薬も比較的に高いと言われるレクサプロに手を出せることができるし、精神科で減った医療費を他の医療費(胃腸、頭痛、歯医者など)に回せることができる!!と思いましたが、正直手帳が届いたと同時に私は世の中の人とは違う「異常者」「普通じゃない人」「ちょっとヤバい人」と見られるんだな…と失礼ながらも勝手に落ち込んでしまいました。
こんなことを言ったら、障害を持っている方に失礼だと言われるのは分かっております。
しかし、心の何処かで自分の気持ちの落ち込みや体調の悪さは「甘え」であり、「病気」ではなくいつか治るものだと思っていたんだと気づきました。
だからこそ、中学生の時から感じていた他人と自分への違和感が、「病気」であると認められた時、ほっとした気持ちになりましたが、逆にこの障害を認められたことでずっと治らないのではないか…という不安や焦燥感を感じました。
そんな思いや、引き続きの頭痛・吐き気・息苦しさを抱え、重たい体を引きずるように精神科へ。
主治医と少し会話をし、手帳をもらったことを告げると、レクサプロに変更してもらうことができました。
ざっとですが、手帳(自立支援医療受給者証/精神通院)をもらった月から約3か月の間はこれだけの医療費だけとなりました。
【精神障害保健福祉手帳(自立支援医療受給者証/精神通院)もらってからの医療費】
2019年9月 | 精神科2130円(月に2回/傷病手当金申請書代も含め) |
薬局3370円(月に2回) | |
2019年10月 | 精神科2110円(月に2回/傷病手当金申請書代も含め) |
薬局2240円(月に2回) | |
2019年11月 | 精神科2230円(月に2回/傷病手当金申請書代も含め) |
薬局1260円(1ヶ月分貰ったため、1回のみ) |
2019年12月 | 精神科2220円(月に2回/傷病手当金申請書代も含め) |
薬局1420円(月に2回) | |
2020年1月 | 精神科1040円(月に2回/傷病手当金申請書代も含め) |
薬局1130円(月に2回) | |
2020年2月 | 精神科1040円(月に2回/傷病手当金申請書代も含め) |
薬局960円(月に2回) | |
2020年3月 | 精神科570円(※月1回のみ) |
薬局510円(※月1回のみ) | |
2020年4月 | 精神科1040円(月に2回/傷病手当金申請書代も含め) |
薬局840円(※薬変更になったため、安くなっている、月に2回) | |
2020年5月 | 精神科1040円 |
薬局840円 |
自己負担上限額は、等級によって変わってきますが、しないよりはマシです。
しかも、なかなか精神科に通っていても改善されない場合、医師が等級が変わるかもしれないと判断した場合は、等級が変更される場合もあるので、あらかじめしておいた方がいいのです。
今まで薬代合わせて1ヶ月1万円ぐらいはかかっていたのが、1ヶ月で約半分以上になった分、会社に請求されていた欠勤控除の借金の返済にも足しになることができ、本当に申請して良かったと思いました。
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